緊急対処訓練に参加しました。

04/13の昨日  私、新人スタッフのこっしーは

黄金崎で行われた西伊豆ダイバーズ協議会主催の緊急対処訓練に参加してきました。

ダイバーが行方不明になり、捜索して陸上に上げ、救急隊が来るまでCPRをやる。という設定でやりました。

海上保安庁や警察、消防の方も参加していました。

最初にやることの内容や説明があり、水中捜索班と陸上待機班に別れ、それぞれに役割分担をされました。

事前ミーティング

私は陸上待機班で通報係をやらせていただきました。

ダイバーが行方不明だということを知らされたらまず、ガイドから詳しい話を聞きます。

その間にリーダーが指示を出したり、酸素キットやAEDを用意したり、通報をします。

警察や消防には事前に話はしてあり、実際に警察や消防の方に電話をして「訓練です!」と言ってから状況を説明しました。

実際の段取りで細かい情報まで聞かれ、次々必要な情報を質問されました。

実際に聞かれたことは、

・行方不明者の名前・性別・年齢・睡眠時間・潜り始めた時間・行方不明になった時間・特徴など

・電話している人の名前・電話番号

・場所の住所

話が結構長く、いつ救急車送ってくれるんだろう。って思っていたのですが、参加していた警察の方に聞いてみたところ、話している間にはもう救急車を出しているので大丈夫だよと言われました。

とても貴重な体験をさせていただきました。

 

 

そして、通報など陸上での役割をしている間に水中班も動いていました。

場所によってですが、水中での捜索はロープを使うらしいです。

捜索中、ロープをピンと張ってないと合図が伝わらないし、その上泳ぐペースも同じでないといけないらしく、簡単ではなかったそうです。

水中で行う前に陸上でシュミレーションしていました。こちらがその様子です。

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捜索シミュレーション

 

行方不明者を発見し、担架を使って陸上まで運びます。

この時、陸上班が担架を運ぶのを手伝わなければならないのですが、それをできず水中班に大変な思いをさせてしまいました。

このことが全員一致の反省点となりました。

あとあと知ったのですが、人は意外と重いため大人数で運び交代ごうたいで運ぶのが一番効率いいと言っていました。

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一連の流れを終えたあと、反省会・意見交換会を行い、それぞれの役割の人から気付いたことや反省点などを言い合いました。

最後に海上保安庁や警察、消防の方からもアドバイスをもらえ、とても参考になりました。

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出た反省点は、

・リーダー自体動いてしまっていたため次の指示ができなかった

・指示を出す時は「誰かいますか?」や「手の空いてる方~」ではなく、近くにいる人や目が合った人に指示を出す

・事故者を運んでいる時、声をかけてあげる

→場合によっては心臓マッサージを行わなければならない

・情報を伝える時に伝言ゲーム方式でやると誤った情報が流れる

・事故者のメモを取るときは纸も字も大きめに など

 

昼食を終え、午後からCPRの練習。

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1分間に100回のペース。押す目安は5~6cmで、吹き入れる空気の量は胸が膨らむくらい。

これもなかなか大変でした。1分間の間、30回やって2回息を吹き入れるというのを4回繰り返しました。

 

とても勉強になった一日でした。

日常ではなかなか体験しないことなのでとてもいい経験になりました。

今後もしも、こういうことになった場合、学んだこれらのことが無駄にならないよう、しっかりと覚えておこうと思いました。

参加された皆さまお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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